ピラティスの歴史
HISTORY
ピラティスは1880年ドイツ生まれのジョセフ・H・ピラティス氏が、病弱であった幼少期から独学で解剖学を学び、
さまざまな健康法や運動を実践することで病気を克服し健康な体を手に入れる為に考案したエクササイズです。
第一次世界大戦中にイギリスで拘留され看護師として負傷兵や患者の為にベッドを改良し寝たきりでもできる運動用の器具を作り上げ、
運動を行いました。当時その運動は「コントロロジー」と呼ばれ後のピラティスとなります。
その時代は運動による予防やリハビリといった概念はまだ広く浸透しておりませんでしたが、彼のエクササイズは時代を先取りしており、
その回復の早さと効果が話題になりました。
1918年、イギリスではスペイン風邪が大流行し何千万人もの人々が命を奪われる中、彼のエクササイズを実践していた人は、
一人もその病にかかることはなかったと言われております。
その後、アメリカに移住し、ニューヨークの8番街にピラティススタジオを開設し、その噂は口伝いに一気に広まり、
ケガをしたダンサーから絶大な支持を集めました。
ピラティス氏は86歳でこの世を去りましたが、亡くなる1年前までピラティスの研究をし、弟子の指導に時間を費やしました。
今日では国際的に最も安全なエクササイズとして、両若男女問わず幅広い年齢の方が実践しています。
ピラティスとは
ABOUT PILATES
関節や筋肉に大きな負荷や衝撃を与えることなく、体の奥にある小さな筋肉(インナーマッスル)から、表層にある大きな筋肉(アウターマッスル)まで、「左右のバランスを整え、全身を鍛える」という画期的なメソッドです。
ご自身の身体の癖や、歪みを知り、筋肉や骨格の正しい動きを意識し、動きの「量」より「質」を重視し少ない回数で身体のバランスを整えます。
また、深い呼吸の中で動くのでリラクゼーションはもちろんのこと、体の不必要な緊張やストレスを和らげます。普段意識する事が少なく、衰えやすく、また、鍛えにくい部分に注意を向ける事で、怪我を予防し、腰痛から守り、背骨を健康な状態に保ちます。
与えられた一時的な治療ではなく、痛みの原因にアプローチしていきます。
ピラティスの代表的な効果
EFFECTIVENESS
姿勢の改善
パフォーマンスの向上(スポーツ全般)
腰痛・肩こり・
膝痛の改善ケガの予防
リハビリテーション(リハビリ後のトレーニング)
体の引き締め、
ダイエット
ピラティスとヨガの違い
DIFFERENCE
ピラティスとヨガは深い呼吸を行う点では似ています。
ピラティス・ヨガ両方とも心と体を連動して行うエクササイズと考えられます。
違いは、ヨガは繰り返しのない一つの固定的なポーズから次の動きに移り、体を伸ばす、また、精神のリラクゼーションが目的とされています。ピラティスはよりダイナミックで、解剖学や生体力学に基づいた一連の動作で構成されます。
目的は、機能性の高い身体に到達し、強くてしなやかな筋肉を目指し、正しい姿勢へと導きます。体幹を安定させた中でエクササイズを行うことで、特に、お腹周りが引き締まっていくことが特徴です。
マシーン紹介
MACHINE
V2max Merrithew TM 製
土台が稼動するマシンとなり、安定させる為に体幹の深層筋「コア」のスイッチが自然に入ります。また付属のスプリングを用いる事により、腕や脚の動きに3D(立体的)な負荷をかける事ができ関節をそして全身をバランスよく強化することができます。
付属器具の取り外しにより様々な個性あるセッションを行うことができます。また、タワーが付いている事により、キャデラックというマシンの70%をこちらのマシンで行う事ができます。
スタビリティチェア
Merrithew TM 製
座面と稼働するペダルで構成されるチェアは、立つ、座る、寝る、様々なエクササイズが可能です。仰臥位や伏臥位に制限のある方(妊婦、猫背の方)や、体のバランスに左右差のある方にお勧めするマシンです。
ラダーバレル Merrithew TM 製
文字通り「はしご」と「樽」を組み合わせた器具。体幹の深層部「コア」による安定性の向上と、コアの強化が期待できます。はしごの部分と樽の部分の距離を、体格や目的に応じて微調整し、お一人お一人に最適なレッスンのご提供を致します。